はじめに
チームでの開発というのはなかなか難しいものです。
特にリーダーが若ければ若いほど、メンバーとどう接すればよいか悩みます。
そこで、今日は効果的な「褒める」ことと「叱る」ことについてお話します。
この「アメとムチ」を使いこなすことができれば、メンバーとの信頼関係も向上し、
チームをより良い方向へ導くことができるかもしれません。
褒めるコツ
褒めて伸ばす
褒める=部下の行動のフィードバックです。
褒めなければ、部下は積極的に行うべき行動がわかりません。
褒めることは、部下に「気づき」を与え、成長を促します。
効果的な褒め方
褒めるべきは結果よりも行動
結果というものは、出てくるまでに時間がかかります。
さらに、最善を尽くしても失敗することだってあります。
結果ではなく、部下の行動に目を向けましょう。
結果が出るのを待つより、いくらでも褒める場所が見つかります。
部下の良い行動を褒めることで、部下はさらに良い行動を繰り返します。
そうやって、部下の成長を促しましょう。
褒めるときは具体的に
褒めるときはできるだけ具体的に褒めましょう。
具体的なフィードバックは、より再現性の高い気づきになります。
さらに、「しっかり見てくれている」という安心感も与えることができます。
文章に残る形で褒める
文章に残しておくと、後で見返すことができます。
褒められる記憶が何度も呼び覚まされ、部下のモチベーションアップにつながります。
メールやコミュニケーションツールでこそ、積極的に褒めてみましょう。
叱るコツ
怒ると叱るは違う
よく「怒る」=「叱る」と誤解されがちですが、それは大きな間違いです。
「怒る」と「叱る」は全く違います。
「怒る」とは感情の暴力であり、成長を促しません。
「叱る」とは相手のための失敗に対するフィードバックであり、
成長を促します。
全く逆の働きをします。
効果的な叱り方
本人に気づきを与える
何度も叱るのも叱られるのも気持ちが良いものではありません。
一度の失敗から、再発を確実に防げるように、
失敗の原因・理由・対策を本人に考えてもらいましょう。
本人に考えてもらうことで、失敗と対策が記憶に定着します。
少ない叱りで、相手に確実に成長してもらいましょう。
叱る割合
叱るという行為は、上司と部下の信頼関係が成り立っていないと効果が薄いです。
褒める割合 : 叱る割合 = 7 : 3くらいを意識しましょう。
さいごに
褒めることと叱ることの共通点は、「相手への思いやり」です。
褒めたり叱ったりは慣れていないと、非常に難しいと思いますが、
思いやりを意識して実践すれば、少しずつ良い方向に向かっていくと思います。
以上、daigoroでした。
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