この記事の最終更新日: 2023年4月4日
CSVとは
CSV(Comma-Separated Values)は、複数の項目をカンマ(,)区切りのテキストファイルです。
カンマ区切りと改行で、行と列を表現できます。以下のファイルは、次のように行と列が表現されます。
・item_stock.csv
"商品ID","商品名","原価","在庫"
178573,〇〇掃除機,17000,10
287493,△△冷蔵庫,40000,2
974838,□□洗濯機,25000,6
↓
商品ID | 商品名 | 原価 | 在庫 |
---|---|---|---|
178573 | 〇〇掃除機 | 17000 | 10 |
287493 | △△冷蔵庫 | 40000 | 2 |
974838 | □□洗濯機 | 25000 | 6 |
互換性のないソフトウェアを連携させる場合など、CSVファイルはよく利用されます。
CSVファイルを読み込む処理は、非常に汎用的な処理の一つなので、覚えて損はないかと思います。
CSVファイルを読み込む
CSVファイルの読み込みは、以下のように行います。(読み込むだけなので、まだ何も起きません。)
import pandas as pd
df = pd.read_csv('item_stock.csv',encoding='utf-8' header=0)
・pd.read_csv関数について
引数 | 引数の説明 |
---|---|
引数1 | csvファイルのパス |
引数2(encoding) | csvファイルの文字コード |
引き数3(header) | 0:ヘッダー行を読み込む。1:ヘッダー行を無視する。 |
読み込んだ情報を表示する
読み込んだ情報を使って、様々な表示ができます。
import pandas as pd
df = pd.read_csv('item_stock.csv',encoding='utf-8' header=0)
print("そのまま表示")
print(df)
print("行と列を入れ替えて表示")
print(df.T)
print("行と列の数を表示")
print(df.shape)
print("1行ずつ表示")
print(df.values)
そのまま表示
商品ID 商品名 原価 在庫
0 178573 〇〇掃除機 17000 10
1 287493 △△冷蔵庫 40000 2
2 974838 □□洗濯機 25000 6
行と列を入れ替えて表示
0 1 2
商品ID 178573 287493 974838
商品名 〇〇掃除機 △△冷蔵庫 □□洗濯機
原価 17000 40000 25000
在庫 10 2 6
行と列の数を表示
(3, 4)
1行ずつ表示
[[178573 '〇〇掃除機' 17000 10]
[287493 '△△冷蔵庫' 40000 2]
[974838 '□□洗濯機' 25000 6]]
CSVファイルを使ったより詳しい処理は、次回以降も紹介していく予定です。
↓参考書籍「できる 仕事がはかどる Python自動処理 全部入り」
大阪のエンジニアが書いているブログ。
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