この記事の最終更新日: 2020年10月31日
データベースが無い世界
あなたは職場で書類を作成するとき、パソコンに入力していますか?
もしあなたの職場に当てはまっていないなら、会社のどこかに書類で溢れ帰っている部屋が必ず存在するでしょう。
部屋いっぱいの書類はデータ化することで、管理しやすく、省スペースになります。
とても素敵なことですね。
しかし管理しやすいのも最初のうちだけです。
時間が経つと、こんな問題が発生します。
Webアプリケーションも膨大かつ様々な情報が、複雑に絡み合うことがほとんどです。(仕組みと規模にもよりますが)
そこで登場するのがデータベースです。
データベースを活用することで、上記の問題を全て解決することができます。
データベースの特徴
高速アクセス
膨大なデータの中から必要な情報を高速で探し出すことができます。
高度な検索
データベースにはSQLというデータアクセス専用の言語を搭載しています。このSQLを使うことで、的確で高度な検索作業を行うことができます。
膨大なデータの管理
数GB(ギガバイト)規模のテキストファイルになると開くだけでも時間がかかります。しかし、データベースは数十GBのサイズになっても問題なくデータを管理することができます。さらに極端にアクセスが遅くなることもありません。
大勢が同時に使用可能
データベースは同時に大人数がアクセスできるように設計されています。他人が使い終わるのを待つ必要もありません。
Webアプリケーションでもデータベース
なんとなくデータベースの特徴をわかっていただけたでしょうか。
普通のファイルより扱いに手間がかかるという難点がありますが、得られるリターンの方がはるかに高いです。
そのため、Webアプリケーションでもデータベースを使うことは基本となっています。
サーバータイプとエンジンタイプ
データベースのプログラムは、大きく分けて、サーバータイプとエンジンタイプに分かれます。
サーバータイプ
データベースにアクセスする専用のサーバープログラムを起動します。
そしてWebサーバーとデータベースサーバー間を通信してデータベースの操作を行います。
データベース名 | 特徴 |
---|---|
MySQL | オープンソースのデータベースで無料で利用することができます。 世界中で幅広く利用されています。 |
PostgreSQL | Linuxなどで広く利用されているデータベースです。 |
エンジンタイプ
データベースファイルに直接アクセスして操作を行います。
非常に小さいためスマートフォンに組み込むことができます。
データベース名 | 特徴 |
---|---|
SQLite | スマートフォンの内部に組み込むのに、人気の高いデータベースです。 もちろんPCでも利用可能です。 |
早速PythonでWebアプリを作ってみよう
以上、データベースの解説でした。
実際にWebアプリケーションを作成してDBの操作をしてみたいという方は、ぜひ以下の関連記事を参考にwebアプリを作ってみてください。
大阪のエンジニアが書いているブログ。
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