この記事の最終更新日: 2020年11月8日
私はプログラミングの勉強に対して、インフラの勉強はおろそかになりがちな傾向があります。そんな私が、
図書館で株式会社BFTから出版された、新人エンジニアのためのインフラ入門という本を見かけたので読んでみました。
こちらBFTさんのホームページです。
おすすめ度
(4.1 / 5)この本のあらすじ
株式会社BFTさんは、社員の9割がインフラエンジニアという珍しい会社だそうです。
この本は、BFTさんが新人研修のために作成した本です。
市販で適切な教材が無かったから作ったとのことで、非常に驚きました。
この本は短期間で実践的な知識を身に着けてもらうというコンセプトがあるため、
余分な情報は省かれ、この一冊だけでWebシステム全体を掴めるように工夫されています。
この本の読みやすさには感銘を受けるほどだったので、
Web開発初心者~中級車の人には自信をもっておすすめできる一冊です。
この本の構成
この本は、以下のような流れで構成されています。
全13章もありますが、各章は非常にコンパクトにまとまっているので、
全体の文章量は多くありません
- ITインフラの全体像について
- サーバについて
- ネットワークについて
- 仮想化とクラウドについて
- 物理サーバについて
- OSについて
- ミドルウェア(Web、AP、DP)について
- ミドルウェアのシステム運用について
- インフラエンジニアの仕事
- 構築とテストについて
- バックアップ・リストアについて
- セキュリティについて
- プログラミングについて
この本のポイント3つ
本当の意味で、Webシステムを知ることができる。
SEの業務内容はプログラミングというイメージが根強くあります。
それは間違っていないのですが、インフラ構築がないがしろにされている印象です。
プログラミングに比べて、インフラ構築は面倒に感じることが多いと思いますが、
絶対に必要な知識だと思います。
なぜなら、システムはインフラとアプリケーションの二つが揃って、
初めて完成するものだからです。
また、インフラを強みとしている企業がこの書籍を出版しているので、
信頼度が高いのも魅力です。
研修目的で作られているので、新人や駆け出しエンジニア向き
新人研修で使用することを想定しているだけあり、
Webシステム開発のしくみや業務内容まで、幅広く知ることができます。
結局インフラの学習は避けては通れないので、
SEの業務内容について知りたい方は、
インフラ周りにあまり触れていない書籍より、こちらの書籍をおすすめします。
文章が簡潔にまとまって、読みやすい
各専門用語の説明では、余計な文章が徹底して省かれています。
そのため、中だるみすることなく、テンポよく読み進めることができます。
書籍の内容はネットで公開されています
BFTさんが、書籍の内容をネットでも公開しています。
気になる方は、以下のリンクからどうぞ。
大阪のエンジニアが書いているブログ。
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