この記事の最終更新日: 2023年2月5日
データベース管理ツールの使い方
前回の記事でデータベースを構築し、テーブルを用意しました。次はデータベースの動作確認で必要なダミーデータを用意します。
Djangoには元々データベース管理ツールが用意されており、Web上で簡単にテーブルの管理を行うことができます。
今回はデータベース管理ツール(以下、DB管理ツール)の使い方について解説していきます。
管理者の作成
ツールを利用する前に、管理者を登録する必要があります。
管理者の登録はターミナルからコマンドで実行します。
次に、以下のコマンドを実行します。
$ Python manage.py createsuperuser
コマンドの実行が完了したら、管理者情報を尋ねられます。
順番に入力して登録していきましょう。
質問項目 | 意味 |
---|---|
Username: | 管理者の名前です。 |
Email address: | メールアドレスを入力します。 |
Password: | 8文字以上の英数字でパスワードを入力します。 |
Password(again) | 確認のため、もう一度同じパスワードを入力します。 |
今回は練習なので、以下のように設定してみましょう。
質問項目 | 入力する内容 |
---|---|
Username: | admin |
Email address: | (実際のEメールアドレス) |
Password: | yurupro123 |
Password(again) | yurupro123 |
テーブルを管理者ツールに登録する
次にCustomerモデルを管理者ツールに登録します。
管理者ツールで編集できるのは、あらかじめ管理者ツールで利用できるように設定したテーブルだけです。
ここでいう登録とは、管理者ツールへの設定のことです。
設定は、アプリケーションのadmin.pyというファイルで行います。
admin.pyに以下2行を書き加えましょう
admin.py
from django.contrib import admin
from .models import Customer
# Register your models here.
admin.site.register(Customer)
保存できたら設定完了です。
管理ツールでレコードを追加
それでは管理ツールにログインしてましょう。
webブラウザに以下のアドレスにアクセスしてください。
http://localhost:8000/admin
すると、次のような画面が表示されます。
先ほど設定した管理者名とパスワードを入力しましょう。
(Username:admin Password:yurupro123)
ログインに成功すると、次の画面が表示されます。
それではレコードを作成してみましょう。
Customersの横の「+ADD」をクリックしてください。
すると、以下の画面が表示されるので入力してみましょう。
入力する内容は適当で大丈夫ですが、思いつかない人は以下の値を入力してみましょう。
項目名 | 入力値 |
---|---|
Name | 田中 正男 |
Flg premium | true(チェックを入れる) |
Mail address | masao@gmail.com |
Gender | 1 |
Age | 35 |
Birthday | 1985-12-12 |
入力が完了したら、右下の「SAVE」ボタンを押してみましょう。
成功すると、以下のような画面が表示されます。
idは自動発番なので気にしなくても大丈夫です。
以上、管理者ページの基本的な使い方の解説でした。
このページから、レコードの登録以外にも更新と削除を行うことができます。
色々と触りながら試してみましょう。
次の記事に続きます。
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