この記事の最終更新日: 2025年4月25日

はじめに
オンプレミスからクラウドへ移行したい――でも、どのツールを使えばいいのか迷っていませんか?
Google Cloudには、仮想マシン(VM)のまま移行する「Migrate for Compute Engine」と、コンテナ化してKubernetesに対応させる「Migrate for Anthos」の2つの移行ツールがあります。本記事では、両者の違いと使いどころを、エンジニア目線で分かりやすく解説します。
Migrate for Compute Engineとは?
👉 既存のVMをそのままクラウドへ移行したい人向け!
Migrate for Compute Engine(旧Velostrata)は、オンプレミスや他のクラウドからVMをGoogle CloudのCompute Engineに移行するツールです。
主な特徴:
- ノンストップ移行:移行中もアプリケーションを停止せずに稼働可能。
- 迅速な立ち上げ:数時間でクラウド上にVMを展開可能。
- テスト環境あり:本番前に移行先の動作確認ができる。
- ストレージ連携:オンプレとクラウドのデータ同期に対応。
こんな人におすすめ:
- アーキテクチャを変えずにクラウド移行したい
- 時間が限られていて、短期間で結果を出したい
Migrate for Anthosとは?
👉 アプリを近代化して、KubernetesやGKEに載せたい人向け!
Migrate for Anthosは、VMベースのアプリケーションをコンテナ化し、Google Kubernetes Engine(GKE)やAnthos上に展開する移行ツールです。
主な特徴:
- 自動コンテナ化:既存のVMをコンテナへ変換。
- Kubernetesと統合:モダンなデプロイ環境に最適。
- マイクロサービス志向:大規模アプリの分割・近代化に対応。
- Anthos対応:オンプレでもマルチクラウドでも活用可。
こんな人におすすめ:
- クラウドネイティブ環境を構築したい
- 長期的にアプリのモダナイズを進めたい
比較表:どちらを選べばいい?
| 項目 | Migrate for Compute Engine | Migrate for Anthos |
|---|---|---|
| 対象 | VM(仮想マシン) | アプリケーション(VMからの変換) |
| 目的 | そのままクラウドでVM実行 | コンテナに変換してKubernetesで実行 |
| スピード | 高速(数時間で移行可能) | 準備や調整に時間が必要 |
| 適合環境 | GCP(Compute Engine) | GKE / Anthos(マルチクラウド可) |
| 推奨用途 | スピーディなLift & Shift移行 | アプリのモダナイズ・再構成 |
まとめ:あなたのプロジェクトに最適なのはどっち?
- ✅ とにかく早くクラウドに乗せたいなら → Migrate for Compute Engine
- ✅ 将来の拡張性やモダン化を狙うなら → Migrate for Anthos
Google Cloudの移行ツールは、ただの移動手段ではなく、インフラ戦略の出発点です。目指す未来に合った道を選びましょう!

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