この記事の最終更新日: 2023年12月29日
Google Cloud と Google Cloud Platform(GCP)に関する混乱はよくあります。これらの用語はしばしば互換的に使われるものの、実際には異なる意味を持っています。この記事では、両者の違いを明確にし、それぞれがどのように使われるかを解説します。
Google Cloud とは何か
概要
Google Cloud は、Googleが提供するクラウド関連サービスの総称です。これには、Google Cloud Platform、G Suite(現在はGoogle Workspaceとして知られる)、デバイス管理ツールなどが含まれます。Google Cloud は、ビジネスがクラウドテクノロジを使用してデータを保存、管理、分析するための幅広いソリューションを提供します。
主な特徴
- 多様なサービス: ストレージ、マシンラーニング、データ分析など、多岐にわたるサービス。
- ビジネス向け: 企業や組織のニーズに特化したソリューション。
- セキュリティと管理: 高度なセキュリティと管理機能を提供。
Google Cloud Platform (GCP) とは何か
概要
Google Cloud Platform は、Google Cloud の中核をなす部分で、主にパブリッククラウドサービスを提供しています。GCPは、コンピューティング、ストレージ、データベース、マシンラーニングなどのサービスを通じて、デベロッパーや企業にインフラストラクチャとアプリケーション開発ツールを提供します。
主な特徴
- インフラストラクチャサービス: 仮想マシン、ストレージオプション、ネットワーキング。
- プラットフォームサービス: データベース管理、マシンラーニング、API管理。
- 開発者向け: 開発者が容易にアプリケーションを構築、デプロイできるツール。
両者の違い
Google Cloud
- 範囲: Google Cloud は、Googleのすべてのクラウドベースサービスを指します。
- 対象: ビジネス全般、組織、個人ユーザー。
- 内容: Google Workspace、デバイス管理、セキュリティツールなどを含む。
Google Cloud Platform (GCP)
- 範囲: GCPはGoogle Cloudの一部で、特にインフラストラクチャとプラットフォームサービスに焦点を当てています。
- 対象: 主にデベロッパー、IT専門家、大規模な企業。
- 内容: コンピューティング、ストレージ、データベースサービスなどを提供。
まとめ
Google Cloud は、Googleの広範なクラウドサービス群を指し、その中に Google Cloud Platform が含まれます。GCPは、具体的なクラウドインフラストラクチャサービスに特化しています。この区別を理解することは、ビジネスが適切なクラウドソリューションを選択する際に重要です。
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