この記事の最終更新日: 2023年5月31日
今回は同じプロジェクトのメンバーが出しているPR(プルリクエスト)をそのまま使って、ブランチを伸ばしていく方法について解説します。
前提
上記のようにfork元のリポジトリをupstreamとします。
今回はこの同僚が有給をとったと仮定し、あなたが同僚のタスクを引き取った場合をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
新しくプルリクエストを作り直した場合、それまでのレビューコメントが消えてしまうので、都合が悪いこともあるかと思います。今回はそんな人に有用な記事になっています。
他の人が提出したプルリクエスト(PR)のブランチを自分のローカルリポジトリにチェックアウトする
最初に、他の人が提出したPRのリポジトリを自分のリポジトリに追加するために、以下のようなGitコマンドを使います(username
とrepository
は他の人のGitHubユーザー名とリポジトリ名に置き換えてください):
git remote add other-person https://github.com/username/repository.git
URLは、同僚のGitHub個人リポジトリのページから取得することができます。
リモートリポジトリ名は、今回はother-personとしていますが、tanakaなど、どんな名前でもわかりやすければOKです。
リモートリポジトリから情報をフェッチ
次に、そのリモートリポジトリから全ての情報をフェッチします
git fetch other-person
PRのブランチをチェックアウト
PRのブランチ(ここではother-branch
と仮定します)をチェックアウトします
git checkout -b my-branch other-person/other-branch
チェックアウトしたブランチでコミット&プッシュ。
作業内容をコミットします。
git commit -am "Commit message"
同僚のリポジトリの、対象ブランチにプッシュします。
git push other-person other-branch
以上の手順で、すでに作成されているプルリクエストを確認すると、自分のコミットが伸びていることが確認できます。
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